ユナイテッド・アーバン投資法人

証券コード
8960

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執行役員メッセージ

ユナイテッド・アーバン投資法人
執行役員 吉田 郁夫

投資主の皆様におかれましては、平素より、ユナイテッド・アーバン投資法人に関しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本投資法人は投資対象不動産の用途と地域を分散させた総合型J-REITとして、2003年12月に東京証券取引所不動産投資信託市場(J-REIT市場)に上場して以来、中長期にわたり安定収益の確保を図ることを目標として、収益の維持・向上と、各種リスクの軽減を目指した資産運用を行ってきました。第31期末である2019年5月31日現在、資産規模(取得価格ベース)は6,260億円となっており、J-REIT市場全体でも上位に位置する資産規模を有しています。

さて、ここに本投資法人の第31期(2019年5月期)の運用の概況と決算につきましてご報告申し上げます。

本投資法人は、当期において、東京都港区に所在する宿泊特化型ホテル「ザ・ビー六本木」の増築建物(取得価格:9億円)、神奈川県川崎市に所在する商業施設「Luz武蔵小杉」(取得価格:121億円)、東京都練馬区に所在するファミリー向け賃貸マンション「グランフォンテ」(取得価格:27億円)、及び東京都港区に所在する宿泊特化型ホテル「変なホテル東京 浜松町」(取得価格:45億円)を取得し、北海道札幌市に所在する宿泊特化型ホテル「スマイルホテルプレミアム札幌すすきの」(取得価格:42億円)の取得契約を締結致しました。一方で、分割売却契約を締結している商業施設「碑文谷ショッピングセンター」の準共有持分30%の決済引渡(売却価格:82億円)を行うとともに、東京都北区に所在する社宅の「太平洋セメント社宅(メゾン浮間)」を売却し(売却価格:31億円)、物件入替えによるポートフォリオの質的改善及び収益性向上を図りました。また、オフィスやホテル物件のバリューアップ工事に注力するとともに、賃料増額交渉や賃貸経費低減を通じた収益性向上に継続して取り組みました。

堅調な企業業績やインバウンド観光需要の増加を背景に、資産運用を巡る環境は引き続き良好に推移しました。大規模修繕工事の集中実施等により賃貸事業費用が増加したものの、新規物件取得、売却益の計上等により、当期の業績は、営業収益27,261百万円、営業利益13,569百万円、当期純利益は12,413百万円となりました。売却益の一部は分配金に充当した上で、1,305百万円を内部留保し、リスク耐性の強化を図っています(当該措置による法人税課税は発生しません)。また、法令等の規定に従い、一時差異等調整積立金から76百万円を取り崩して分配金に加算しました。以上の結果、当期の投資口1口当たりの分配金は3,661円(予想対比3.1%増、同111円増)となり、上場以来の最高水準となりました。

財務運営の面では、J-REITとしては本邦初の取組みである個人投資家向けグリーンボンド(グリーンゆうゆう債)100億円を発行した他、前期に引き続きグリーントラスト(45億円)による借入れを実行し、グリーンファイナンス市場におけるプレゼンス向上を図っています。その他、上記新規取得物件に係る借入金等もあり、当期末時点の有利子負債残高は2,828億円となりました(前期末:2,573億円)。

これらと並行して、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の広がりを勘案し、外部機関からの環境認証及びESG評価の取得に加え、本投資法人の運用を委託しておりますジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社による「ISO14001」の取得や従業員向け投資口累積投資制度の導入等のESG関連施策を積極的に推進しています。

第32期(2019年11月期)においては、約2年半ぶりとなる公募増資を実施し、第三者割当分と合わせ107億円を調達しました。増資資金により兵庫県西宮市所在のフルサービス型ホテル「ホテルヒューイット甲子園」(取得価格:135億円)を取得するとともに、第31期に取得契約を締結した上記「スマイルホテルプレミアム札幌すすきの」(取得価格:42億円)を取得しました。これらに加え、石川県金沢市所在の宿泊特化型ホテル「ザ・スクエアホテル金沢」(取得予定価格:48億円)の取得契約を締結いたしました。

本投資法人並びに本資産運用会社は、役職員一人ひとりが高いESG意識を持ち、社会や環境と共生・共存しつつ、本投資法人が持続的に成長しうるよう、努力してまいります。

投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2019年7月

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