執行役員メッセージ
ユナイテッド・アーバン投資法人
執行役員 朝谷 健民
投資主の皆様におかれましては、平素よりユナイテッド・アーバン投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本投資法人は2025年7月17日に第43期(2025年5月期)の決算を公表しました。
総合型リートにおける投資方針の下、当期は商業施設2物件、ブライダル施設1物件、ヘルスケア施設1物件、計4物件(取得価格合計10,948百万円)を取得しました。一方、不動産売買市況と保有物件の将来性等を総合的に勘案し、商業施設2物件(譲渡価格合計11,400百万円)を譲渡し、ポートフォリオの収益力向上や築年数の若返り等、質的改善を図りました。また、資本効率の改善及び投資主還元を図るべく、前期に上限50億円の自己投資口取得を決定し、そのうち、当期は約19億円分(13,608口)を取得し、前期の約31億円分(22,383口)とあわせて、合計約50億円分の取得を完了しました。また、スポンサーサポートの一環として、当期においてスポンサーグループ会社にて投資口の取得(発行済投資口数の1%、30,626口)を実施しております。
不安定な国際情勢や国内外の政治・経済の不透明感が続いているものの、2025年1月の日銀による追加利上げ実施後も、企業の賃金ベースアップによる所得環境の改善やインバウンド旅行者数の増加などを背景に、日本経済は引き続き緩やかな回復基調にあり、不動産賃貸需要も堅調に推移しました。
本投資法人はこのような環境下、各用途・分野における収益向上策に取り組み、当期決算は営業収益27,380百万円(対前期比▲829百万円)、当期純利益11,835百万円(同▲844百万円)を計上し、その結果、1口当たり分配金を4,010円(同+73円)とさせて頂きました。
また、本投資法人の持続的な成長と投資主価値の向上を図るべく、資産の入れ替えによるポートフォリオの質的向上を継続的に行い、ホテル2物件、ヘルスケア施設1物件、計3物件(取得価格合計14,364百万円)の取得、商業施設3物件、物流施設1物件、計4物件(譲渡価格合計23,660百万円)の譲渡を決定しています。
投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう何卒、よろしくお願い申し上げます。
2025年7月